雑誌『理性』の「デカルト特輯號」/首里城炎上
- 2019/11/10
- 17:09

前回のブログから随分間を開けてしまった。生活のタイムマネジメントがひっちゃかめっちゃかで、すべきことの優先順位が全部ひっくり返っているからだ。体調にもガタがき始め、中年から壮年へ向かう41歳はしかし人生はこれからだと奮起してあえぐ日々を送っている。先日、首里城が焼けた。美しいくらいにみごとに焼けた。沖縄に住んでいると、驚きとショックはことさら大きい。いろんなことを思うし言いたいことは山ほどあるが、今...
野村一晟氏のアンビグラム
- 2019/05/01
- 23:22

昨日で「平成」が終わって、改元により今日から「令和」の時代となった。昨日も今日もテレビで平成天皇や令和天皇※の御言葉やらシンプルな儀式を、いろいろ思いながら見た。昨晩午前0時には、まるで年越しのような全国各地のお祭り騒ぎの様子が映し出されていた。不思議な光景で、見ているこちらも楽しい気分やそわそわする気分になり、また色々思うところもあった。 ※「平成天皇や令和天皇」……〇〇天皇という時代を冠した天...
新元号「令和」
- 2019/04/07
- 00:34

平成31年のこの4月いっぱいで平成が終わる。先日4月1日に次の新元号が発表され「令和」となった。きっとどんな元号になっても、子供の命名と同じで、次第に慣れていくはずだ。しばしば“お祭り騒ぎ”といわれるように、今回は天皇健在で交代するため自粛ムードがない分、現在の日本人は存分に今度の改号を楽しんでいるという。どんな元号になるのか? 平成と昭和はどんな時代だったか? そんな実体など何もないはずの時代区分名が、...
高校歴史教科書における『方法叙説』から『方法序説』への表記改訂に向けて/山川出版社・帝国書院・実教出版・東京書籍・文部科学省からの回答
- 2019/03/15
- 23:59

今回のブログは、極めて表層的でささやかな内容ながら、日本全国で年間およそ百万人に影響を与えうる可能性がある記事になるので、乞うご期待。その内容というのは、3年後の2022年度版から高校教科書が改訂されるタイミングへ向けて、高校「歴史」教科書上のデカルトにまつわる表記の統一をしていただきたいという提案である。私が指摘しているのは、2019年現在はまだ高校教科書や参考書の記載でとても誤りの多い、次の2点。【A】...
ざんねんな山川用語集
- 2019/02/18
- 18:45
2016年に刊行され昨年発行部数130万部を突破した子供向けの流行本に、『ざんねんないきもの事典』(高橋書店)があった。わが小2の息子も、その友だちも、その内容のネタを披露しては喜んでいたが、私は折に触れて言ったものである。「生き物を“残念”なんて言うのは面白くないな。生き物に、残念な存在なんて、ただのひとつもないんだぞ!」生物学系を専攻した私としては、ズッコケな動物だと人間どもが笑っているのは嬉しくないこ...